生き方つながるコミュニティ こころーたす

あなたも、わたしも、大切な人
 礼儀作法というと、なんとなく堅苦しいと思われがちです。それは、作法が封建社会――目上の人の言うことは絶対という社会で生まれたものだから。厳しい上下関係のなかで、年長者の気分を損ねないように、お茶の出し方、ふすまの開け方、言葉の使い方までもが考えられたわけですね。私も戦前生まれですから、そう育てられたし、礼儀作法はうるさくていやなもんだなぁと思っていました。  いまは、民主主義の時代。礼儀作…
だれだって、おいしく食べたい!
 日本では昔から、はしの上げ下ろしは子どものしつけの基本とされてきました。  ところが一方では、はしはこう持つのよなどと言うと、「そんなことを気にしたら、食事がおいしくなくなってしまいます」と返ってくる。そうは言っても、おいしく食べたいという気持ちは、食事をともにする相手だって同じ。上手にはしを使って、相手に不快な思いをさせないきれいな食べ方を心がければ、互いにおいしく食事をいただくことがで…
「いいご近所さん」に巡り会うには
 ご近所は、衣食住の基盤を置く場所。だからこそ、快適なおつきあいをしたいものです。  そのためにはまず、「自分が安全な人間であると人に知ってもらうこと」が大切。人に会ったら、必ず自分からあいさつをすることです。あいさつは自分が相手の存在を認めた印であり、自分の存在を相手に認めさせる印でもあります。下手に接点をもたないほうが安全だからと、隣にどんな人が住んでいるかも知らずに暮らしている人もいる…
ご近所トラブルはこうして防ぐ
 今回は、ご近所間のトラブルについてのお話です。  まず申し上げたいのは、うわさにまつわること。ご近所では、うわさ話は必ずと言っていいほど浮かび上がるものです。何気なく言った言葉が思いもよらない形にゆがめられて広まってしまったり、聞き流すつもりで言った「そうね」のひとことを「あの人もそう言ってたわ」と誤解されてしまったり……。うわさ話によって気まずい思いをすることは少なくありません。  「…
幸せを呼ぶ服選び
 服を着るのは、体を気温などから守るためであり、心の表現でもあります。「私はいま気分がいいからカラフルな服を着るわ」「目立ちたいから派手なものを着るわ」というように、服装にはその人の気持ちが表われます。そこで気をつけてほしいのが、人は服装をとおして相手を判断するということです。胸や背中が極端に開いた服を着ている人を貞淑とは思わないし、シミだらけの服を着ていればだらしないと思うように、世間には一般的…
心を映す、言葉という鏡
 古来、言葉には言霊が宿り、その力は言葉どおりの現象をもたらすと信じられてきました。現実的な面から見ても、話し手の気持ちがそのまま表われる言葉には、聞き手の心を動かす力があります。ですから、身勝手な言葉や人をあなどるような言葉を使えば、人の気持ちを考えない人だ、人を平気で傷つける人だと受け取られ、結局は自分が損をします。それだけに言葉は、使う人の人間関係、ひいては人生をも左右する重要な要素とい…
他人だからこそ気をつけたい公共のマナー
 ここ数年、街中や電車内でマナーの悪さを注意された若者が、キレて注意した人にケガを負わせるというニュースを耳にするようになりました。  なぜ若者はキレてしまうのかを考えてみると、彼らは自分の行動がマナー違反なのかどうか、なぜいけないのかを知らない、教わっていないんです。それなのに、ある日突然、知らない人に叱られたのでは、頭にもきます。これからは、家庭や学校で、そこをきちんと教えてあげないとか…
電話のマナーでわかる 社会人としてのモラル
 今回は、便利だからこそ守っていただきたい電話のマナーを紹介します。  電話は、顔が見えないぶん、相手の様子は声で判断するしかありません。そこで気をつけたいのが、電話ならではの言葉の使い方。お友達と会って、「バカね、そんなこと言って」と言われても、顔を見ていればにっこり笑ってるから、さしたるショックは受けないですね。でも、電話で同じことを言われるとすごくショックです。このように、電話では言葉…
結婚式は、心をこめて スマートなお祝いを
 結婚式は、新たな人生のスタートをきる一世一代の晴れの日です。招待を受けたということは、その新たなスタートに立ちあってほしいという、たいへん光栄な意味があります。まずは招待してくれた新郎新婦の気持ちを大事に受けとめて、お祝いさせていただきたいものですね。  出欠席のハガキは、受け取ってから遅くとも一週間以内にお返事を出す。出席ならなおさら、ぜひ行かせていただきますとの気持ちをこめて、早めにお…
最後のお別れのときに
 お葬式というのは、生前にかかわりのあった人びとが、故人の人生の終わりを惜しみ、悼む心を儀式として表わすものです。ですから、故人とのこの世で最後のお別れをするために、きちんとした行動、ふるまいが求められます。  結婚式と違い、お葬式は招待状がくるわけではありません。参列するかしないかは、自分の気持ちしだい。何年も連絡を取りあっていない人が、新聞で他界を知りかけつけることもあれば、親子や友人の…
せっかく親戚になったのだから
 今回は、親戚づきあいについてお話しします。親戚には、自分の親戚と配偶者の親戚がありますね。自分の親戚は、もともとのつきあいがあるし、血のつながりもあるから親しみがあり理解もできる。ところがなかなか同じようにいかないのが、配偶者を介して親戚になった人とのおつきあいです。  関係が良好なときはいいのだけれど、ちょっと不快感や違和感を感じると、妙に批判的になったり、自分の親戚と比べてしまいが…